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助詞/繋辞詞

 繋辞詞とは、要するにコピュラであるが、繋辞の他に存在や代用を表す役割の場合もあり、その役割ごとに形が違う。それぞれを連結動詞・存在動詞・叙述動詞・代動詞と呼ぶ。

◆連結動詞 (bo/,ba/

 連結動詞は連結自動詞と連結他動詞に分かれ、「bo」は自動詞、「ba」は他動詞として扱う。共に「~である」という意味を表す。「bo」と「ba」の使い分け方としては、「bo」は形容詞的な意味合いを表し、「ba」は普通に主語と目的語を繋ぐ。

例1) Jä bo virus./ジャン・・フィ……私は風邪だ。(「私は風邪を引いている」の意味)

例2) Jä ba virus./ジャン・・フィ……私は風邪だ。(擬人化された風邪の病原体が自ら名乗りを上げている場合)

単語) jä/ジャン……1人称単数の人称代名詞  virus/フィ……風邪、風邪の病原体(「ウィルス」という意味ではないので注意)

※)この場合、「bo」に続く「virus」は与格であり、「ba」に続く「virus」は対格である。「bo」に続く「virus」は本来、与格というよりは補語として扱った方がしっくりとくる気がするのではあるが、便宜上与格とする。この場合の与格は補格の代替格である。

◆存在動詞 (ka/

 自動詞として扱う。「(~に)いる」「(~に)ある」という意味を表す。

例) Jä ka kï./ジャン・ン……私はここにいる。

単語) kï/ン……「これ(英語のthis)」等を表す指示代名詞

※)この場合、「kï」は与格である。「kï」は本来、与格というよりは場所格として扱った方がしっくりとくる気がするのではあるが、便宜上与格とする。この場合の与格は場所格の代替格である。


◆叙述動詞 (ta/

 いわゆるウナギ文を作る際に使う。通常は「~だ」と訳される。自動詞扱いか他動詞扱いかは文脈による。会話中では多用されるが、公的な文章での使用は極力控えられる傾向にある。

例) Jä ta eule./ジャン・・エウリェ……私はウナギだ。(一般的な文脈では「私はウナギ料理を注文する」などの意味になる。決して「I am eel.」ではない。叙述動詞は文脈により大きく意味が変わる。この文の正しい訳は、文脈によっては例えば「私の好物はウナギだ」「私はウナギを料理する」「私はウナギを釣りに行く」「私はウナギの生態研究をしている」「私が最も愛するペットはウナギだ」「私は演劇でウナギの役だ」「私は宴会でウナギ音頭を踊る」「私は巨大なウナギがネッシーの正体だと思う」「私が崇拝するのはウナギの祖霊(トーテム)だ」「私はウナギこそが天地を創造したと主張する」などであるかもしれない)

単語) eule/エウリェ……ウナギ

◆代動詞 (to/

 前述の動詞を受けて、同様の意味を表す。通常は「~する」と訳される。自動詞扱いか他動詞扱いかは、どの動詞を受けているかによる。

例) Jä to eule./ジャン・・エウリェ……私はウナギ{に/を}する。(他の人が料理を注文するのを受けた場合なら「私はウナギ料理を注文する」の意味になる。強いて英語に直訳すると「I do eel.」になるが、無論これだけでは英語としては意味不明である。文脈によって意味が大きく変わるのは叙述動詞と同じだが、あくまでも前述の動詞を受けるので、叙述動詞ほど突飛な解釈にはならない)

※)実用上、叙述動詞でも代動詞でも意味的に差が生じない場合は少なくない。そういった場合、くだけた会話中では叙述動詞が、公的な文章では代動詞が好まれる傾向にある。

◆助動詞を伴う繋辞詞

 繋辞詞も助動詞を伴う事がある。その場合、語順は『繋辞詞→助動詞→目的語』となる。繋辞詞に助動詞を伴わせる場合、繋辞詞の形を変換する必要がある。

bo → xo/
ba → xa/
ka → pa/パ
ta → ca/チャ
to → co/チョ
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